高温多湿の気候や台風の多い高知だからこそ発達してきた、住まいを快適かつ頑丈にする知恵。
私たちは、昔から伝わるその工法をもとに、ながく暮らせる家づくりをしています。
本物の木の良さは、子どもがすぐに分かるとよく言われます。
出来たばかりの家に入ると、天然無垢のフローリングに走っていき、その上にゴロゴロと寝転びます。
木の家にいると心が和らぎます。
さわやかな香り、すべすべした手触り、柔らかい音の響き。
森林とともに生活をしてきた歴史を持つ日本人にとって、木は昔から暮らしを見守ってくれていた身近な存在でした。
一生メンテナンスをしなくても済む家は残念ながら存在しませんが、大事に手入れをすることで百年以上愛される家をつくることはできます。
柱や梁は落ち着きのある色に変わっていき、漆喰は本来の白さに磨きがかかるなど、年月を重ねることで、より深い味わいを出せるのも醍醐味です。
ながく暮らせる家は、子どもにも受け渡せる立派な財産となります。
夏は不思議と空気がさわやかで、冬はほんのり暖かい。
お日さまのエネルギーから四季の移ろいを感じ、木・土・草などの素材からは森の中にいるような空気の循環を感じます。
自然力を利用した家には、いつもゆるやかな空気が流れています。